人材紹介とは? 3つのポイントを徹底解説

1.人材紹介とは?

普段、人事や採用活動に携わっている人なら、人材紹介という言葉を一度は聞いたことがあると思います。
ですが実際に取り入れていない会社は
「人材紹介と求人広告の違いって何?」
「どんなメリットがあるの?」
と思っていると思います。そこで今回は人材紹介サービスの特徴やそのメリット・デメリットについてご紹介したいと思います。

2.人材紹介の特徴

まず人材紹介とは、人材紹介会社が求人を掲載する求人者(企業)と仕事を探す求職者(個人)の間に立ち、双方に最適なマッチングを行うサービスです。
この人材紹介サービスは厚生労働大臣の許可を受けた民間の職業紹介会社のみが行えます。
一般的な求人サイトだと運営企業に広告掲載費を払い、サイトに求人を載せ不特定多数に向けて募るといった形ですが、人材紹介の場合、人材紹介会社に登録された人のみから応募をもらうやり方になります。

簡単に説明すると
・求職者は人材紹介会社に希望の企業を探してもらうことができる。
・募集している企業は人材紹介会社に依頼をするだけで、求めている人材をピンポイントで確保することができる。
ということです。

人材紹介サービスの種類は登録型とサーチ型、再就職支援型があります。

・登録型
企業と人材紹介会社に登録された求職者からマッチングを行う一番ベーシックな方法です。さらに職種、業種を問わない「総合型」に加え「専門型」があり、エンジニアなどのそれぞれの職種に特化した専門型も増えつつあります。

・サーチ型
エグゼクティブサーチ、ヘッドハンティングとも呼ばれ、採用難易度の高いエグゼクティブ層や上級管理職を対象に行われます。仕組みとしては企業側の依頼に基づいて他社のデータベースやFacebook、LinkedInなどのSNS、人脈などあらゆる手段で人材を探します。
料金体制は登録型と同じ採用後での報酬ですが、依頼時に「着手金」が生じ、紹介手数料の一部を請求をするリテーナー型の紹介もあります。

・再就職支援型
アウトプレースメント型とも呼ばれ、リストラや事業縮小などの人材を放出する企業側からの依頼を受け、退職者を再雇用に繋ぐことが目的です。
発生する手数料はリストラ等を行なう企業が負担するため、受け入れる企業側にとってはコストをかけずに人材の確保ができます。

この通り、タイプによって仕組みも費用面もかなり変わってくるため、人材紹介サービスを利用したい企業はまず自社はどんな人材がほしいか、どのぐらいの費用をかけられるかを検討する必要があります。
ちなみに混合しがちな人材派遣との違いについて説明すると人材派遣は、企業が求める技術を持った人材を派遣するサービスです。こちらは労働者が社員として所属する会社と実際に業務を行う会社は別であり、派遣スタッフは一定期間、企業の労働力をカバーするために派遣されます。

求職者と募集している会社がマッチし、入社に結び付けることが目的の人材紹介とは違い、派遣先が労働者を指揮命令し、発注者から依頼された業務を完遂させるというのが人材派遣の特徴です。

3.人材紹介のメリット・デメリット

➀初期費用が0円

人材紹介サービスの最も大きな特徴は成功報酬である点です。求人サイトなどでは広告掲載料として料金を求人広告会社に支払う形が主ですが、比べて人材紹介は
➀求職者が人材紹介会社を通じて応募
➁面接・選考
➂採用・入社(ここで料金請求)
といったシステムのため初期費用がかからないところが特徴です。

募集自体に料金は発生しないため、採用ができるまでずっと求人を出しておけることがメリットです。

➁採用担当者の工数を削減

人材紹介会社に登録されている求職者の中から企業の希望に沿った転職希望者を推薦してもらえるため、人事・採用担当者はまず応募者を集める必要がなく、採用工数をかけずとも採用活動を進められるのが大きなメリットです。

専門的な資格や知識が必要な職種においても、人材紹介を利用することは非常に有効な手段となります。

➂すぐに求人募集を行える

急な欠員やプロジェクトの立ち上げなどで増員が必要になった場合、求人サイトや雑誌への掲載だと、取材や求人原稿の執筆、校正など、多くの工程が発生するため、募集開始までに時間がかかってしまいます。人材紹介会社と契約済みであれば、すぐに募集をかけられます。働き手が欲しい!と思ったタイミングで契約している人材紹介会社に連絡を取り、求人票を作成すれば、すぐに人材募集をスタートすることが可能です。

4.3つのデメリット

➀採用単価が高い

ほとんどの人材紹介会社では、成果報酬として雇った社員の年収の30~35%程度の報酬を設定しています。例えば年収300万円前後の人材を採用する場合、支払う手数料の目安はおよそ90万円〜100万円前後の金額になります。

役員・上級管理職の採用だとさらに料率が上がる場合もあります。そのため広告掲載費がない分、常に求人広告を出すより節約にはなりますが、採用に至った際の料金は求人サイトより高くなります。

➁社内に採用ノウハウが蓄積されない

採用の手続きをすべて人材紹介会社で行うため、自社に採用ノウハウが蓄積されないという欠点があります。

人材紹介会社の仕事は採用要件のヒアリング→応募者の選出→面接日調整→合否連絡→入社前フォローまでを行っています。
企業側は求人票を提出→選考→採用通知、入社準備のみの仕事となっているため、もし人材紹介だけでなく自社でも採用を行っていく場合、自社のPR方法から応募者とのやり取りまで一から勉強を行う必要があります。

➂応募者母数が少なく条件によっては採用しにくい

人材紹介は応募が来ない限り採用が出来ないというデメリットもあります。人材紹介会社に登録している求職者のみから人を選ぶことになるため、誰でも見れる求人サイトより大勢の応募者を集めるというのは難しくなってきます。
また採用要件や募集地域によっては企業にとって欲しい人材が中々見つからない場合もあるため、必ずしも即採用には結びつかないこともあります。

5. まとめ

今回解説した人材紹介サービスを使ってより効果的に採用活動を行なうためには、自社に合った人材紹介会社を選ぶことが大切です。

まとめとして人材紹介サービスの特徴は
・従業員を募集している企業に、希望条件に合った求職者を紹介するサービス
・登録型とサーチ型、再就職支援型の3つの種類に分かれる

他にも客観的な視点で企業の魅力をアピールできる点や管理職などの秘密裏で募集したい場合でも人材紹介サービスでなら一般の転職サイトや採用ページに掲載せずに採用を行う事もできます。

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