新入社員研修とは?その目的や実施形態、注意点を解説!

新入社員研修は行った方が良い。という意見は昨今様々な場面で聞く事があります。
しかし効果的な新入社員研修はどんなことを行えば良いのか悩まれている採用担当者の方もいるかと思います。今回はそんな新入社員研修についてその目的や実際に行われている形態などを解説いたします!

1.新入社員研修とは

『新入社員研修』とはその名の通り、企業に新しく入社する社員(主に学卒者)向けに、働くうえで必要となる知識やスキル、社会人としての基本的なマナーなどを指導・育成する研修です。

具体的な研修期間は企業によって様々ですが、平均は1週間ほど時間をとっている場合が多い様です。中には1カ月以上の長期にわたって実施する場合や、県外の本社にて行う企業もあります。

2.新入社員研修を実施する目的

新入社員研修の目的は対象の社員によっても様々ですが、ここでは新卒者向けの新入社員で重要となる目的を3つ紹介いたします。

①学生から社会人への意識づけ

新卒者のほとんどが入社前までは学生という立場であった人達です。特に高卒者の場合は在学時アルバイトが禁止という校則がある学校が増えている為、社会との関わりがほとんどなく入社することになります。そんな新卒者のために学生から社会人となる意識づけとして絶好の機会となるのが『新入社員研修』です。

②社会人に必要な考え方や知識の習得

新入社員研修は実際に業務を行う上で必要となる知識や考え方を学ぶ機会でもあります。経済や経営、責任感やコンプライアンスなどをしっかりと学んでもらうようにしましょう。

③企業理解を深める

入社後仕事に従事するためには実際に自身が入社した企業について詳しく知ってもらうことが重要となります。社内の部門や活動について、企業理念や業務内容、自社のサービス、社内ルールなどをより正しく知ることにより、新入社員はより自分の役割や立場を理解することができます。

3.新入社員研修の主な形態

では実際の新入社員ではどんな教育形態をとっているのでしょうか。主に代表的名ものを5つご紹介します。

①OFF-JT

Off-the-Job Trainingの略称であり、セミナーや講義、外部研修など実際の業務から離れて行う研修のことです。主にビジネスマナーやスキルの習得を目的として行う場合が多いです。

②OJT

On the Job Trainingの略称であり、実際に実務を行いながら行う研修のことを指します。基本的にはOFF-JTによって得た基礎的な知識をこのOJTで実際に経験してもらうことにより、より仕事に対する理解を深めることができます。

③グループワーク

実際に少人数でグループになり、課題や目標に対して役割分担を行いメンバーと共に協力、議論、意思決定や発表を行うことで、グループをまとめる力や、チームワークなどを向上させることができます。実際には同期と一緒に行うことが多いため、同期との仲を深める機会にもなり得ます。

④フォローアップ研修

これは実際に新入社員研修後に振り返りを行い、自身の課題や改善点を確認する研修です。この研修を行うことにより実際に学んだ知識を定着させることができるため定期的に行うことが大切です。

⑤メンター制度

新入社員それぞれに先輩社員が指導者や助言者であるメンターとしてつき、サポートを行う制度のことです。

メンター制度を取り入れることで、年齢の近い頼れる先輩という立場の方がそばにいる状況になります。そのため仕事に対する疑問だけでなく、人間関係や環境について相談でき新入社員の不安を取り除く事ができます。またメンターを行っている先輩社員にとっても新人を指導することにより自身の成長に繋がることができます。

4.新入社員研修のカリキュラムについて

①電話応対のやり方

働くうえで電話の応対は必須と言っていい項目です。しかし昨今固定電話がない家庭も多く電話のやり取り事態になれていない方もいます。慣れていない環境で更に突然の電話となると緊張や焦りに繋がってしまう可能性もあるので、しっかりと教えることが大切です。

②名刺交換のやり方

まずは模擬的に先輩や上司の方と交換を行うことで、実際にお客様と交換を行う際に失敗することが無いようにすることが大切です。

③PCスキルやオフィスソフトの使い方

現在ほとんどの学校ではWordやExcel、powerpointなどの使い方を学んでいる学生が多いためPCのスキルについては高い方がほとんどです。しかし企業によって内部で使用しているオフィスソフトに違いがある場合がある為、しっかりと使い方や見方を教えるようにしましょう

④コミュニケーション

仕事を進めるうえで自身が関わっていく同期や先輩、上司とのコミュニケーションは欠かせません。しっかりと報告・連絡・相談が必要なカリキュラムを取り入れた研修を行うことでコミュニケーションの苦手意識を和らげることができます。

5.新入社員研修を実施する際の注意点

新入社員研修では知識やスキルを身に着けてもらうだけでなく、自身が苦手としていることを見つけ、それを克服するためにも必要な研修です。

そのためにも実際に新入社員1人1人のスキルや知識のレベルを把握し実施することが大切です。終了後にはしっかりとフォローアップ研修やメンター制度などを有効に活用し、新入社員1人1人とコミュニケーションが取れる環境を備えておくようにしましょう。

また実際の業務とのギャップが生まれることが無いよう現場の意見を取り入れながらカリキュラムを作成するようにしましょう。

6.まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は高卒採用における内定者フォローについて解説致しました。

内定者フォローは自社に勤めてもらう上でとても大切な事になります。様々なルールの中で行われる高卒採用においてもこの記事が採用担当者様のお役に立ちましたら幸いです。

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