採用試験も終わり続々と内定者が出ているこの時期、これから入社までの半年間学生に対して何か情報を発信した方が良いのか悩まれている採用ご担当者様も多いのではないでしょうか。
今回はそんな高卒採用の内定者フォローについて目的や注意点を解説いたします!
1.内定者フォローの目的
一般的に内定者フォローとは採用選考を受け内定を通知した学生に対し、無事に入社してくれる為に企業側が行うフォローのことです。
その目的は大きく分けて3つあります。
①内定辞退の防止
大卒向けの場合は1人複数社応募が可能なため内定辞退を防ぐために学生と直接コンタクトを取りコミュニケーションを取ることが内定辞退を防ぐために重要とされています。
しかし高卒採用においては現在も「1人1社制」というルールがあることがらやむを得ない事情を除き内定の通知が来た企業へ入社となる場合が多くあります。そのため高校生の内定辞退者を防ぐためのフォローを行っている企業は少ないと言えるでしょう。
②早期離職の防止
学生の早期離職に多い理由が企業とのミスマッチです。
特に高卒採用の場合は企業選定の時間から採用選考内定までの時間が短く企業の深くまで知ることができていない学生も多くいます。
そのため入社までに何かしら企業から連絡や情報を受け取ることで企業に対する理解を深めることができ、ミスマッチによる早期離職を防ぐことができます。
③内定者のモチベーションの維持
内定の承諾をした企業から入社までの間にフォローや連絡がないと自然と学生のモチベーションは下がり、入社前の不安が払拭されないことから企業に対する不信感にも繋がりかねず最悪の場合早期離職に繋がってしまう場合もあります。
2.実際の体験型企業説明会の様子
ここまでは一般的な内定者フォローについて解説いたしましたが、様々なルール中で行う高卒採用における内定者フォローはどのように行うべきなのでしょうか。
栃木労働局より公開されている『新規学卒者の求人から採用まで(2022年度版)』内の高等学校の章(9)終業開始日には下記のような記述があります。
(9)就業開始日
● 就業開始(実習、研修等を含む)時期は、卒業後としてください。
つまり高卒採用において原則として具体的な研修が行えるのは卒業後になります。
また内定者フォローの可否などについては学校によっても異なり、内定後も生徒へ直接連絡を取ることは禁止されています。内定者フォローを行う場合は必ず学校を通して適切なフォローを行うようにしましょう。
引用:『新規学卒者の求人から採用まで(2022年度版)』(https://jsite.mhlw.go.jp/tochigi-roudoukyoku/content/contents/001151110.pdf)
3.どんな内定者フォローを心掛けるべきなのか
上記でも記した通り、企業が生徒へ直接連絡を取ることができない高卒採用の内定者フォローはどのようなことを行うべきなのでしょうか。
まず大前提として直接の連絡が取れないから内定者フォローもしてはいけないということではありません。9月に内定通知されてから3月の卒業までの約半年の間に企業から何も連絡がないと月日が経つにつれ自身は本当に入社できるのだろうか、と学生も不安が募ってしまうことから内定から入社までの期間内には何かしらの形でフォローするようにしましょう。
しかし高校生という立場では学業が最優先事項となるため、学業への配慮をしたうえで入社までの準備物や卒業後の研修開始日、などについて学校を通し早めに細かな連絡・指示を行うことが大切です。
過度なレポートの提出や無理な研修への参加といった内容は控えるようにしましょう。
入社までに1~2回程先生を通じて生徒へ宛てた会社情報の提供や手紙等を送るなど高校生の不安を払拭しモチベーションアップに繋がるようなフォローを行うことが良いでしょう。
またフォローを行う時期としては高校3年生が自由登校になる2月より前に行うようにしましょう。
4.まとめ
いかがだったでしょうか.今回は高卒採用における内定者フォローについて解説致しました。
内定者フォローは自社に勤めてもらう上でとても大切な事になります。様々なルールの中で行われる高卒採用においてもこの記事が採用担当者様のお役に立ちましたら幸いです。
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