インターンシップとは?実施の流れやメリットデメリットについて解説!

応募を前提として実施される応募前職場見学とは違い実際の業務を体験することを目的として開催されるインターンシップ。
今回はインターンシップの意味や目的から、高校生のインターンシップの実施について実施における流れ、そのメリットやデメリットと注意点を解説いたします!

1.インターンシップとは?3つの目的

インターンシップとは、特定の職の経験を積むために、企業や組織において労働に従事している期間のことを指します。
引用Wikipediaインターンシップ(https://ja.wikipedia.org/wiki/…)

その始まりは1906年のアメリカで教育制度の一環として始まったとされています。
日本でインターンシップが本格的に導入され一般的な就職活動に取り入れられたのは1997年頃と言われ、徐々に全国へ浸透し現在では就職活動を行う上で重要な役割を担っています。

ではインターンシップをする目的とは何でしょうか。
その目的は大きく分けて3つあります。

①人材育成

インターンシップを通して業務内容や社会についてなど様々な事を学んでもらい、採用したい学生が入社後にすでに企業を理解し戦力となるように人材育成の第一歩としての活用ができます。

②人材の発掘

面接や筆記試験といった採用試験のみでは、分からない働き方、取り組み方について将来有望な人材を見極めることができます。

③離職防止

新卒の採用後、離職の理由として仕事内容や雰囲気が自身に合わなかったなどの理由は少なくありません。そのため業務の体験を通し自社に対する理解を深めることで、入社前のミスマッチを防ぐことができます。

2.高校生のインターンシップ実施の流れ

では実際に高校生のインターンシップはどのような流れで実施されるのでしょうか。大まかな流れについて説明いたします。

  • 受け入れ生徒の情報
  • 実施日の体験内容やスケジュールなどの作成依頼 等
  • 事前打ち合わせでの主な確認事項
    ・インターンシップの実施時期、期間、内容などの確認、調整
    ・受け入れる学生の氏名、性別、緊急連絡先等の確認 等
  • インターンシップ先によっては危険を伴う可能性もある為、安全面やマナーについてなど受け入れ側からの事前指導の徹底を学校側へ依頼しましょう。

  • 受け入れの周知を徹底し、学生が入ってはいけない場所や企業の機密事項の取扱いなどしっかりと指導を行いましょう

  • 学校からの事後報告会への参加や、アンケートの記入、受け入れ生徒に対する評価等の依頼があります。

大きな流れとしてはこのような流れで進んでいきます。しかし学校によって異なるところもあるので、しっかりと高校と企業間で確認をするようにしましょう。

3.栃木県内のインターンシップ実施率について

栃木県より公開されている資料、令和4年度における職場体験の実施予定調査についての『令和4年度高等学校職場体験の実施計画一覧』をご覧ください。https://www.pref.tochigi.lg.jp/m04/documents/2_r4koukousyokubataikenn.pdf

この資料から分かる通り、栃木県内では全ての高等学校のうち約過半数の学校でインターンシップの実施を予定しています。多くの学校では2年生の夏休み~秋にかけて行う高校が多い様です。

しかし学校によって開催の時期や学年、期間に違いがある為しっかり把握し学校の先生とコミュニケーションを取りあいながらインターンシップの受け入れの準備を行う事が大切です

4.インターンシップのメリット・デメリット

実際にインターンシップを開催するメリットやデメリットはあるのでしょうか。
それぞれ3つずつ紹介します!

メリット

学生の企業理解を深めることができる
インターンシップを受け入れ、実際の現場を見学したり体験したりすることで企業説明だけでは伝えることのできない企業の姿を伝えることができ、学生の企業理解にも繋がります。

学生とのミスマッチを防ぐ
株式会社パーソル総合研究所の調査では、実際にインターンシップへ参加した学生の3年以内の離職率はインターン非参加者は34.1%で、参加者は16.5%。インターン参加者の高い定着実態が確認されました。入社前にインターンシップを通して企業を知ることで、自身に合う、合わないを、事前に知ることができ企業理念にマッチした学生の応募にも繋がります。

引用:パーソル総合研究所『企業インターンシップの効果検証調査』(https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/data/internship.html

社員のモチベーションのアップに繋がる
実際にインターンシップを行い学生のフォローをしたり会話を交わしていく中で、自身の仕事を振り返えり、見直す機会となり、より自身の技術の向上を図るなど自己啓発を促すことができるため、モチベーションのアップにも繋がります。

デメリット

通常業務の業務に支障が出る
インターンシップを受け入れる場合、学生の教育や体験に合わせ人員を割く必要性があり、通常の業務に支障が出る可能性があるため、現場に大きな負担を与えない計画や内容の作成が必要です。

そのためにも、学校だけでなく社内でも事前の打合せなどをしっかりと行う事が大切です。

インターンシップ中の学生が事故を起こす場合がある
インターンシップ期間中に学生の事故やケガなどがあった場合、保険や損害賠償といった対応が生じます。高校生のインターンシップの場合給与の支払いが発生しないため、労災にはならないで、しっかりと学生に対する注意喚起や社員の周知を図るようにしましょう。

インターンシップへ参加した生徒から必ずしも応募があるとは限らない
応募を前提に見学を行う応募前職場見学とは違いインターンシップはあくまでも学生が実務を体験することで企業理解を深めるという事が目的となる為、必ずしも応募に繋がるとう確証はありません。しかし、早期に学生との繋がりが持てるというメリットがあります。

5.インターンシップを実施する際の注意点やポイント

ここまではインターンシップについてから開催のメリット・デメリットを紹介いたしました。では実際に開催する場合どんなことに気をつけてインターンシップを行えば良いでしょうか。

まずは栃木労働局より公開されている資料「栃木労働局新規学卒者の求人から採用まで(2022年度版)」(https://jsite.mhlw.go.jp/tochigi-roudoukyoku/riyousha_mokuteki_menu/jigyounushi/jigyounushi_jouhou/R3gakusotu_kyujin_00001.html)の『インターンシップの取扱い』に記される4つの内容をご覧ください。

① 広報活動又は採用選考活動の開始日より前にインターンシップを実施する場合には、募集対象を卒業・修了年度に入る直前の学年に在籍する学生に限定しないこととし、広報活動や採用選考活動とは異なるものであることを明確にすること。
② 広報活動又は採用選考活動の開始日以後に、2022年度卒業・修了予定者を含むインターンシップを実施する場合には、広報活動又は採用選考活動の趣旨を含むことも差し支えないが、その場合は、あらかじめ当該活動の趣旨を含むことを明示すること。
③ 就業体験を伴わないプログラムをインターンシップと称したり、情報発信することがないようにすること。
④学生の長期休暇の活用など学事日程に十分に配慮すること。

と記されています。こちらの4項目については栃木労働局が定めているため、インターンシップを実施の際はしっかりと守るようにしましょう。

6.まとめ

いかがだったでしょうか
今回は高校生のインターンシップについて解説いたしました。実施の流れや注意点やポイントが採用担当者様のお役に立ちましたら幸いです。

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