定着率を上げるために必要なこと

経営者・人事担当者の方々にとって従業員の離職というのはいつの時代でもついてくる厄介な問題ですよね。
いつの時代にもこの問題に頭を抱えている経営者の方がいると思います。
そこで、本日は離職率を下げる、定着率アップの施策についてお話をしたいと思います。

1. 入職率と離職率

まず初めに下の図を見ていください。これは厚生労働省が今年3月に発表した「令和2年上半期雇用動向調査結果の概況」からの抜粋です。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/21-1/index.html



昨年の上半期は初の緊急事態宣言等コロナの影響が大きく、【宿泊・飲食サービス】の離職率が突出して高くなっています。下の図は平成30年の結果です。

平成30年の結果を見ても、ほぼすべての業種で入職率と離職率か拮抗しています。
つまりすべての業種において離職率は一定数有り、いずれかの業種に限って高くなっているわけではないことが見て取れます。このように、どの業界でも社員の定着率の低さには悩んでいるのです。

2.離職の原因

では、離職をしていくのは一体何が原因なのでしょうか?
離職の原因が理解でき、取り除くことができれば社員の満足度も向上し、離職率を減らすことができますよね。
 次の図は「労働政策研究・研修機構(JILPT)」の【平成30年若年者雇用実態調査】からの抜粋で「初職が正社員であった人が初めての勤務先を辞めた理由」の結果になります。
https://www.jil.go.jp/institute/siryo/2021/236.html

[労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった]
こちらの理由を挙げたのは1年未満から3年以上の社員まで多くの社員が挙げています。
3年未満までの社員の場合は、入社してみたら思っていた以上に労働時間が長い、休日出勤が多い等、マイナスギャップが原因だと思われます
 3年以上でこの理由を挙げている人は、ライフスタイル変化により生じた不満が原因だと思います。
子育てや介護といった理由が発生した際に会社に時短勤務やそのための制度が無い場合や、ハラスメント等で会社に居づらくなったのではないかと想像できます。

[人間関係がよくなかった]
 こちらの理由は1年未満の社員、特に女性に多くなっています。3年以上の社員になると男女同数の割合になりますが、3年未満までは女性が多くなっています。
人間関係に悩むのは男性よりも女性が多い傾向があります。毎日顔を合わせる人と上手くやることができないのは本当にストレスだと思います。
それに耐えきれずに会社を去る決断をする人が多いのではないでしょうか。

[賃金の条件がよくなかった]
 こちらは上記と逆で男性が多く上げた理由です。特に3年以上の社員が多く挙げています。
男性の方が女性より賃金を重視しているようです。ライフスタイルが変化し結婚や家族が増えたり等で家庭を支えなければと考えお金が必要と思う男性が多くなり、
昇給がなかったり給与がなかなか上がらないなどの理由もあると考えられます。

また最近では「健康上の理由」を挙げる従業員の割合も高くなってきています。近年、健康経営(Well-Being経営)が叫ばれるようになってきていますので、
会社として従業員の心と体の健康をいかに保つかということも考えていかなければならないでしょう。
 そのほかにも様々な理由が上がっていますが、このように経営層が思ってもいないような理由等で従業員は会社を去る選択をしています。
これらのことから会社として従業員の定着率を高めるためにはどういう施策を取るべきかを考えていきたいと思います。

3.従業員を定着させるために大切なこと

従業員が定着するためには、会社に対する満足度を上げることが大切です。ES(従業員満足度)が向上すれば離職も減り、従業員のモチベーションをアップし、CS(顧客満足度)も上がります。
 では、どうすればよいのかを具体的に述べていきたいと思います。
まずは、次の5つを実践することが大切です。
① 経営層は社員の声に耳を傾ける
② 従業員に適切な目標・目的を設定し、共有すること
③ 従業員を公正に評価し、報酬に反映させること
④ 上司は部下の仕事ぶりを正当に評価すること
⑤ 会社は社員を最も大切な財産として扱うこと

4.まとめ

従業員の満足度を高めるには
1. 給料を上げるよりまず、承認欲求を満たすこと
2. 従業員の行動・言動を見て、聞いて、正当に評価してあげること
3. 給料やボーナスはただ上げるのではなく、上がった理由を具体的に伝えること

 この3つが重要になります。
 人間は承認欲求の塊です。人に認められることはこの上ない喜びですし、認められることでモチベーションも上がっていきます。
 承認欲求を満たした後は、その評価を給与や待遇に反映させること、そうすることで給与に対する不満は下がっていきます。
頑張ったことに対して正当に評価してもらえたと感じれば上司や経営層に対する信頼度が高くなります。
 最後に給料やボーナスを上げたら、上司や経営層から具体的にどういったことを行ったから良かったのかを直接伝えて褒めてあげてください。
そうすることで認められたと感じロイヤリティが上がります。
 以上のことを実践することで定着率の改善につながっていきますので、確実に根気よく丁寧に続けて行きましょう。

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