私がCOURSE事業や合同企業説明会などの高卒就職に関わってきて初めて知ったこと、驚いたことを紹介したいと思います!
大学生と高校生の具体的な就活方法の違いについてもお伝えいたします!
1. はじめに
現在、私が働く両毛印刷ではCOURSEという高校生向けの企業紹介メディアの制作や学校での合同企業説明会を行っています。
COURSEの高卒就職に関わる仕事をしてきた中で、大学生や短大、専門学生とは就職するまでの流れがかなり違うことを知りました。
そこで今回の両毛女子ブログは高校生の就職について初めて知ったこと、意外だったこと、驚いたことを書いていこうと思います。
2.初めて知った・驚いたポイント
①活動スケジュールが違った
私は高校生の時はすでに進学を決めていたのであまり就職のことについて深く考えていなかったのですが、当時、就職を決めた同級生は高校3年の一学期の頃に履歴書の書き方や面接対策をして、夏休みの間に企業見学をして内定をもらっていたようでした。
短い期間の中で履歴書を作成したり企業に行ったりして、とても大変そうだったことを覚えています。
そして今、COURSEのお仕事で企業や学校と関わってきてから高校生は厳しいスケジュールの中で、就職活動を行っているのを知りました。
下の図が大まかな就活の流れです。
高校生の就活スケジュール
活動内容 | |
4~6月(高校3年) | 企業選定、三者面談 |
7~8月 | 採用情報公開、職場見学 |
9月 | 選考開始、内定 |
11月 | 二次選考開始 |
高校生の場合は3年生の4月頃から就活が始まり、主に学校と企業がやりとりをして会社見学や選考を進めていくというのが特徴的です。
高校生は大学生に比べ、選考開始時期が違うのが衝撃的でした。
生徒の学業に支障が出ないよう短期で就活を行うので、一般的に面接は一回だけというのが利点かなと思います。
大学生の就活スケジュール
活動内容 | |
6~2月(大学3年) | インターンシップ |
3~5月(大学4年) | エントリー開始、採用情報公開、合同説明会 |
6月 | 選考開始、内定 |
高校生と違う点は比較的自由度が高く大学3年の時にインターンシップにいける点です。
やっぱり大学生の場合は長期間で企業見学や合説に参加できたりするのが利点だなと思います。
内定式の時期はどちらも10月で基本統一されています。
高卒、大卒をそれぞれ採用する企業は
・求人票を出すタイミング
・企業説明会の日
・選考日
などを確認しておくのが重要ですね!
②履歴書の種類
就活中、私は色んな会社に応募をするため沢山履歴書を書いたのを覚えています。
ボールペンで手書きしていたため文字をミスするたびに、最初から書き直すのが大変でした。(笑)
実は高校生は大卒採用や中途採用とは違う履歴書を使うそうなのです!
大学生や短大、専門学生また転職者の人は企業に応募する際、基本市販にあるものかネットでダウンロードできる履歴書を使います。
「JIS規格」「一般用」「転職用」「パート・アルバイト用」など様々な種類のものがあり、就職先や雇用形態によって使い分ける必要があります。
私が就活で使っていたのはJIS規格の履歴書でした。
高校生の場合、全国高等学校統一用紙(全国高等学校統一応募書類)を使って企業に応募をすることになるそうです。
もともと全国高等学校統一用紙は応募者の適性・能力に基づく差別のない公正な採用選考が行われるよう、文部科学省及び厚生労働省が決めたものだそうです。
全国高等学校統一用紙
JIS規格履歴書
一見、氏名や生年月日、学歴、資格、志望動機など書く内容は同じですが、よく見ると全国高等学校統一用紙の方は校内外の諸活動という項目欄があるなど若干内容が違うのが分かりますね!
逆にJIS規格の履歴書にだけ会社までの通勤時間、扶養家族数、配偶者の項目欄があったりします。
こうして見比べてみて履歴書も結構違う点が多くて面白いなと思いました。
あと個人的には、PCで作成した履歴書データを企業に送信する方法なら企業も採用管理をスムーズに、応募者も記入の手間が省けるため効率良く選考を行えるので、こういったデータでやり取りする採用方法も良いのかなと思います。
③一人1~2社しか受けられない
大学、短大、専門学校の就活生はなるべく似たような業界の複数社に同時に応募したり、志望率の高い企業に落ちたときの滑り止めとして他の企業を受けたりするのが一般的です。
就活時期の頃は私も同級生たちも頻繁に色んな会社に見学に行って応募していたことを覚えています。
ですが高校生の場合だと「一人一社制」のルールになっています。
これを知った時、色々疑問な点がありました。
「高校生だけなぜ1社だけ?」
「もしその会社に落ちてしまったらどうするの?」
このルールでどうやって高校生は就活しているのだろうと気になり、より詳しく調べてみました。
栃木県では9月中までは一人一社制、10月1日以降一人二社まで応募・推薦が可能で、この決まりは企業が自社への応募に際して単願を求め、学校側としても応募の推薦を制限し、「応募解禁日」から一定時期の間まで、一人の生徒が応募できる企業を一社とする制度であり、内定が貰えなかった場合は他の企業も受けられ、内定が貰えた場合は必ずその企業に入社するという決まりになっています。
この点で高校生は大学生などに比べて内定率は高いのですが、一社しか応募できないのは不便だなと思いました。
こういったルールになったのは、企業・職業に理解が深くない高校生に、進路指導の先生が就職活動をサポートすることにより、就職内定率を高めることと、学業に支障をきたさないスケジュールで、企業と学校・ハローワークが協力し、平等な採用を行うためだとのことです。
ただ、もし企業から採用をもらった後に「やっぱりこの会社は違うかも…」と感じた場合でも就活を続けることができないのは、若干不自由なシステムだなと感じました。
3.まとめ
今回は高校生の就職活動について私の気になったことをあげていきました。
高校生、大学生それぞれの特徴、利点の違いが面白かったです。また就活スケジュールや使用する履歴書も違うなど、衝撃的なことがかなり多かったです。
特に面接が一回のみというのが効率的なシステムだな思いました。
しかし今の高校生の就活方法は、学校と企業側のサポートが行き届いていて良いやり方だと思うのですが、やはり大学生などに比べて就活の自由度は若干低めだと感じました。
今後、ルールがより良く変わったら高校生たちも今より満足した就活を進められるのではないかなと思いました。
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