１. 採用勉強会について

先日県内の進路指導を担当されている高校の先生をお招きし、 COURSE掲載企業の採用担当者様を対象に採用勉強会を開催いたしました。

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先日県内の進路指導を担当されている高校の先生をお招きし、COURSE掲載企業の採用担当者様を対象に採用勉強会を開催いたしました。弊社では県内の学校と企業が今後の高校生採用を有意義に進めるための取り組みとして、企業×進路指導教諭のトークセッション方式勉強会の開催をしております。今回は県南、県央地域の高校2校の先生計2名をお招きし、2023年6月9日14：00～16：30のお時間で2部構成にて採用勉強会を執り行いました。
COURSE掲載企業様を対象に12社12名の採用ご担当者様にご参加いただきました。誠にありがとうございます。この記事では、当日のトークセッションにて上がった企業からの質問と先生方の回答をご紹介いたします。

第1講座は『高校の先生によるトークセッション』と題し、スクリーンに投影された質問内容をそれぞれ先生方に応えて頂くパネルディスカッションを行いました。

第2講座では実際に高校の先生との座談会を執り行いました。
高校2校の先生計2名に対し、企業12社の2つグループに分かれ、20分間×2回それぞれ先生との意見交換を行いました。

２．企業×先生の質疑応答

Q.学生が求人票を見る上で注目する点は

Q.どのような生徒を紹介してほしいと言われれば、生徒のイメージが付きやすいか

→希望する生徒の性格、出席日数、成績、単位
先生から上がった意見として、性格を具体的に教えて欲しいとの意見がでました。「明るい生徒」といった指定だけでなく、「リーダーシップのある生徒」、「気遣いができる生徒」など希望する学生像を細かく伝えて欲しいとのことです。また実際の企業の例だと「出席日数○○日以上」、「○○単位以上取得」など募集生徒の成績を基準にしている会社もある模様です。

Q.入社３年以内で離職した生徒が相談に来ることはあるのか。またその離職理由は

→相談に来る生徒もいる。主に人間関係が理由
よくある離職原因としては社員との人間関係が理由であるようです。上司からのパワハラ、いじめによって鬱を発症し辞職した生徒や休みがなく体力面での限界を感じ辞職に至った生徒もいたとのことです。離職対策としてハラスメント防止に取り組み、社内環境の改善など行いましょう。

Q.高校生が企業を選ぶ際に重要視することは

→職種、勤務形態、待遇
自分の学科で学んでいることを活かせる職種に入社したい生徒が多く、加えて今の生徒は自身の性格に合う職場を選ぶ傾向にあるとのことです。また給料や休日数などの待遇面の他にも生徒は夜勤や交代制の有無など勤務体制に関しても興味を示しているようです。

Q.卒業後に就職した生徒で何名ほど一人暮らしするのか

→ほとんどいない
高校卒業後、就職した生徒は実家暮らしが多いとのことでした。生徒が企業を選ぶ基準として実家から通える範囲を希望する人が多いため、県外へ出る生徒は少ない模様です。ある高校の集計だと今年卒業の就職者の内、75名中1名が一人暮らししているとのことです。ただ、養護施設に通っている生徒、家庭環境に問題のある生徒には学校側でなるべく寮のある会社を勧めるよう取り組んでいる模様です。

〈その他の意見〉

・高校での企業説明会の案内等は行っていない。開催するイベントは学校主催進路ガイダンスのみ行っている。
・転勤に対し不満を抱く保護者が多い。異動させたい場合は事前相談をしてあげてほしい。
・必要によって入学前に運転免許の取得をさせている。当校の場合、基本３年の11月に受講させるとのこと。また誕生日が12月~３月の生徒でも同じ時期から始める。
・会社選びには通勤時間も重視している。車で40～60分以内であれば通える範囲。

いかがだったでしょうか。
ご参加いただきました企業様より、
・生徒、保護者の考えや就職の傾向が分かり大変勉強になりました。
・高校側の事情や想いを伺うことができて参考になりました。
・引き続きこのようなセミナー・イベントの開催をしてほしい。

等のお声を頂いております。

また栃木採用.comでは皆様の採用活動にお役立ていただけるセミナーの開催を定期的に企画しておりますので、皆様のご参加をお待ちしております！