高校生・先生が見ているのは求人票だけじゃない
目次
1.求人票を出した今、多くの採用担当者が抱えている不安
7月1日の求人票解禁を迎え、学校訪問や求人票の準備にひと段落ついた方も多いのではないでしょうか。一方でこの時期、採用担当者の頭の中には次の悩みが浮かんできます。
・職場見学の申し込みは、ちゃんと来てくれるだろうか
・見学に来てくれた高校生は、当日どんな反応をするだろうか
・求人票を見て、実際に応募してくれる人は何人いるだろうか
求人票は、いわば「会社の入り口」です。しかし、入り口の先まで興味を持ってもらえるかどうかは、求人票そのものの情報量ではなく、「会社の雰囲気がどれだけ伝わっているか」で大きく変わってきます。 今回は、職場見学の申込み数や当日の満足度を左右する「会社紹介」の整え方について、実際に多くの企業の採用広報を見てきた立場からお伝えします。
2.なぜ「会社紹介」が見学申込みを左右するのか
高校生・先生の情報収集の順番
高校生の就職活動は、大学生のように自分でひたすら情報収集をするスタイルとは異なります。多くの場合、次のような順番で情報に触れています。
1.学校に届く求人票
2.先生からの紹介・掲示
3.気になった企業をネットで検索
つまり、求人票だけを充実させても、その先の「検索した時に何が出てくるか」まで意識しないと、情報が途切れてしまうのです。
「知らない会社」より「なんとなく知っている会社」
高校生にとって、社会人経験のない状態で「知らない会社」の見学に行くのは、想像以上にハードルの高いことです。逆に、事前に社員の顔や職場の雰囲気を少しでも見ていれば、「なんとなく知っている会社」として心理的な距離がぐっと縮まります。
これは見学の申込み数だけでなく、先生が生徒に勧めやすいかどうかにも直結します。先生は、生徒に安心して勧められる情報が揃っている企業を優先的に紹介する傾向があるためです。
3.見学前に整えておきたい3つのポイント
➀社員の顔が見える情報
会社紹介において最も効果があるのは、経営層の挨拶よりも「年齢の近い若手社員の声」です。入社何年目か、どんな仕事をしているか、入社前後のギャップなど、高校生が自分を重ねやすい情報を用意しておきましょう。
➁職場の雰囲気が伝わる写真
求人票には載らない、休憩スペースや作業風景など「生活感のある写真」は、職場の実際の空気感を伝える強力な材料になります。かしこまった集合写真だけでなく、自然な表情が写っている一枚があるだけで印象は大きく変わります。
➂見学当日のイメージが持てる情報
「どんな体験ができるのか」「持ち物は何が必要か」など、見学当日の具体的なイメージを事前に持ってもらうことも重要です。当日の流れが見えているだけで、申し込みへの心理的なハードルは下がります。
4.ありがちな失敗パターン
会社紹介を整えようとする際、次のような失敗はよく見られます。
・求人票の文章をそのままコピーしただけで、会社紹介としての情報が重複している
・社員写真が古い、またはスーツ姿の証明写真のようなものだけで、「素の雰囲気」が伝わらない
・学校向け・保護者向け・ネット向けで情報がバラバラに存在し、一元化されていない
いずれも「情報がない」わけではなく、「情報はあるのに伝わる形になっていない」ケースがほとんどです。
5.会社の雰囲気を「伝わる形」にするために
ここまで見てきたように、会社紹介を整えることは、見学の申込み数だけでなく、当日の満足度や、その先の応募意欲にまで影響します。
とはいえ、社員の声を集めたり、雰囲気の伝わる写真を撮影したりするのは、日々の業務と並行して進めるには決して簡単なことではありません。
COURSE栃木(県央・県北版)では、こうした「会社の雰囲気を写真と社員の声で伝えるページ作り」を専門的にサポートしています。
取材から誌面構成まで一貫してお手伝いすることで、担当者の方の負担を抑えながら、高校生・先生に伝わる会社紹介を形にしています。完成した企業紹介ページは、企業紹介冊子として学校を通じて生徒一人ひとりに配布し、高校生の職業研究や進路学習で活用されています。
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